在間 文康Zaima Fumiyasu
そらうみ法律事務所 東京事務所(渋谷)在籍
第二東京弁護士会所属
「2.5人称の視点」、私が弁護士として常に心がけていることです。私たち弁護士は、法的な知識・経験に基づいて、客観的に問題を分析・検討します。これは3人称の視点で、専門家として当然持っていなければならないものですが、半面で、それだけではときに冷たく感じてしまうことがあります。2人称、つまり、「あなた」と呼び合う家族に接するのと同じような視点を持たなければ、温かみは生まれません。相談に来ていただく方にとって、私たち弁護士を訪ねられるというのは、人生の一大事です。私は、法の専門家として最良の解決策をお示しするだけではなく、「自分自身の家族が同じ立場だったら」ということをいつも忘れずに、問題解決のお手伝いをさせていただいています。
私は、東日本大震災の1年後の平成24年3月に、岩手県陸前高田市に新規開設された公設事務所の所長として赴任しました。4年半の活動の中で、被災者の方を始め、周辺地域の皆様から延べ2000件以上のご相談をお寄せいただき、私は、お一人お一人のお考えや立場を大切にして、解決のお手伝いをしてきました。
問題が解決して、ご相談いただいた方に、ホッと安心した笑顔を浮かべていただいたときが、私が弁護士として最もやりがいを感じる瞬間です。悩み事を抱えたときに、「あの人に相談しよう。」と真っ先に思い浮かべていただけるような、そんな存在でありたいと考えています。
経歴
- 1978年
- 兵庫県西宮市生まれ
- 2005年
- 京都大学法学部卒業
- 2007年
- 東京大学法科大学院修了
- 2009年
- 弁護士登録(新62期)。アストレア法律事務所(東京都新宿区)に入所
- 2012年
- 岩手県陸前高田市にて、いわて三陸ひまわり基金法律事務所(公設事務所)を新規開設し、初代所長として執務
- 2016年
- 弁護士法人 空と海を開設
役職
- 日本弁護士連合会災害復興支援委員会 幹事
- 日本弁護士連合会公設事務所・法律相談センター 幹事
- 日本労働弁護団 会員
著作
- 金融財政事情研究会「ガイドラインによる個人債務整理の実務Q&A150問」(2023年3月、共著)
- 新日本法規 「自然災害・感染症をめぐる労務管理-法的リスクと実務対応-」(2021年10月、共著)
- 日本弁護士連合会 「自由と正義 陸前高田のまちと共に」(2016年5月号)
- 第二東京弁護士会 NIBEN Frontier 「飛び出せ!!弁護士 番外編」(2015年4月号)
- 旬報社 「労働者の権利 軌跡と展望」(2015、共著)
- 全商連付属・中小商工業研究所 「被災ローン問題と地域の復興 第117号」(2013)
メディア
(雑誌・メディア掲載)
- 渋谷区民ニュース「まちの仕事人インタビュー地域の皆様に最も身近な存在でありたい~そらうみ法律事務所 在間文康さん~」(2023年7月5日)
- 弁護士ドットコムニュース「司法は被災地で何ができる?駆け出し3年目から「陸前高田」に寄り添った在間文康弁護士」(2022年4月10日)
- NHK NEWS WEB「東日本大震災 一度は助かった命 震災関連死 3786人」(2022年3月10日)
- 角川書店 「『最後の声』-ドキュメント災害関連死-(山川徹)」(2022年2月16日発売)
- NHK NEWS WEB「“コロナで生活苦 ローン減免制度の活用を"日弁連が電話相談」(2021年12月2日)
- 東海大学出版部 「望星 -葬られる声(上)~(下)- 『災害関連死』と『震災に関連した死』(山川徹)」(2015年1月号~3月号)
- 日本経済新聞社 「日経グローカル NO.280 48頁 『支援法改正、喫緊の課題 世帯単位から被災者本意へ』(津久井進)」(2015年)
- 朝日新聞デジタル 「法と経済のジャーナル Asahi Judiciary『震災法廷 阪神大震災の判例を支えに盛岡地裁で関連死の認定求める訴え』」(2015年1月16日)
- 朝日新聞出版 「週刊朝日24頁 -埋もれる『関連死』-(2014年3月14日号)
- ダイヤモンド社 「ダイヤモンドMOOK 13頁 -役に立つ弁護士&知って得する法律 『東北の法律過疎の被災地に若い弁護士がやってきた!』-」(2012年)
他、多数
(新聞記事)
- 東京大学新聞 No.2992「震災特集号 -在間文康さん 弁護士として被災者と向き合う-」(2023年8月8日)
- 河北新報「事例分析遺訓生かす-災害関連死に迫るー」(2022年5月30日)
- 北海道新聞・東京新聞 他全国の地方紙に同記事掲載 「司法過疎の陸前高田に通う弁護士在間文康さん-災害関連死救済に道筋-」(2022年4月-5月)
- 岩手日報 朝刊 「震災関連死ようやく認定 大船渡、初申請から3年半」(2016年10月18日)
- 岩手日報 朝刊 「被災者訪問 法律相談200回」(2016年3月27日)
- 読売新聞 朝刊 いまこの人「法律相談『阪神』の後悔胸に」(2016年2月2日)
- 岩手日報 「『遺族の無念一つ解消』陸前高田・災害弔慰金訴訟」(2015年3月14日朝刊)
- 岩手日報 朝刊 「“復興弁護士”仮設を回る」(2012年12月2日)
- 朝日新聞 朝刊 ひと 「被災地初の公設事務所を岩手・陸前高田に開いた在間文康さん」(2012年3月22日)
- 日経新聞 朝刊 「法律で被災者の力に」(2012年3月5日)
他、多数
(テレビ・動画)
- NHK 「クローズアップ現代+ -台風19号1か月 被災地からの訴え~いま何が必要か~-」(2019年11月12日放送)
- AbemaTV 「AbemaPrime」(2017年7月17日放送)
- NHK 「視点・論点-東日本大震災から6年② 被災者支援 立ちはだかる壁-」(2017年03月13日放送)
- Nichibenrentv 「弁護士になろう☆私のゲンバ☆(在間(ざいま)文康弁護士編)」(2015年6月21日公開)
- BS朝日 「わかるわかるTV-現代の月光仮面!弁護士との正しい付き合い方を-」(2015年2月15日放送)
- テレビ東京 「ワールドビジネスサテライト」(2014年3月10日放送)
- BS朝日 「リーガル魂!-笑顔を守る法のアドバイザー-」(2013年11月24日放送)
他、多数
講演等
- 近畿カトリック学校連盟校長研修会 「弁護士活動を通して見えた東日本大震災の課題」(2016年10月13日)
- 岩手大学×神戸大学連携フォーラム (第16回地域防災フォーラム)「仮設住宅訪問活動から見えた生活再建支援制度の問題点」(2016年8月3日)
- 館林邑楽在宅医療・介護ネット 研修会「災害時に必要な支援を考える~災害関連死の事例から~」(2016年6月16日)
- 一人ひとりが大事にされる災害復興法をつくる会 (東日本大震災5周年シンポジウム)「仮設住宅支援活動から見えた復興施策の問題点」(2016年1月31日)
- 日本災害復興法学会 (2015年度東京大会)「陸前高田市における弁護士相談~仮設住宅弁護士巡回活動の報告~」(2015年9月26日)
- 岩手県司法書士会県南支部 (研修会)「震災関連死について~陸前高田市の事案を通して~」(2015年8月22日)
- 認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ (震災プロジェクト報告会)「『被災者』と私たち」(2015年3月6日)
他、多数